今朝
50〜60代の男が自販機の釣銭チェックをしてた
しかも30分くらいの間に2組
仮に釣り銭が残ってたとしてもせいぜい900円以下
冷静に考えればすごく効率悪いことがわかる
じゃあなんで釣り銭を漁るのか?
「これしかない」
意識はせずともこれに尽きるんじゃないかと
4年前
俺は建築の世界に未経験で飛び込んだ
当時38歳
ゴミ回収のドライバーからの転職
正気じゃない
もちろん直ぐには稼げなかった
そして働くにも毎日金がかかる
苦肉の策でラーメン屋のセントラルキッチンでアルバイトを始めた
とにかく必死だった
毎月の支払いに怯える日々
飲みに誘われても断る日々
子供の誕生日にカットケーキを買うのがやっと
惨めであり情けないと自分を責める日が続いた
兎に角必死だった
バイト掛け持ち生活に慣れ始めた頃
ふと思った
「俺は何やってんだ?」
全く積んでない日々
黙々と働いて時間を浪費
穴の空いたバケツに水を汲み続けるような生活
脱却しなくては
考えた
毎日考えた
移動してる時も
飯食ってる時も
風呂入って時も
床に就いた時も
全ての時間をそれに捧げた
1ヶ月、、
3ヶ月、、
半年、、
1年、、
2年、、
3年、、
そして4年経った
今は時間をお金に変えなくても暮らしていけるようになった
でもなんか思うことは
ゆっくりすればいいのに
また新たな目標を設定して
高みを目指してる
生涯続けていくんだろうなって
「これしかない」にならないためにも